おまえどこ中?

最終学歴 オールフィクション

Old maker dream. You heart braker.

TwitterInstagram、tumbler、はてなブログなどで人からリアクションもらうことが増えたり、毎日活発に更新されるライングループに去年夏くらいから1つ所属したり、長らく連絡を取っていない仲良しだった女の子から突然連絡を貰ったりしたことで、自分も誰かの生活に関われていると思えて少し明るくなった。自分は一人だけど孤独ではないなあとか、自分は今まで寂しかったのかもしれないなあなど、自分に対して優しい気持ちになれたし、他人や世間に対して寛大になった。
それゆえ、自分はつまらなくて影が薄く、人の記憶から消えてもなんてことない人間だということを忘れていた。謙虚、出しゃばらない、驕り高ぶらない、期待しないという10代の頃戒めにしていた言葉を忘れていたのだと思うと、つらい。
でももうわたしも気持ちを持て余すほど若くはないので、治し方はわかっているつもりです。
遮光一級カーテンをきっちり閉めて、田村ゆかりのライブ動画を観ながらピンクのサイリウムを振りつつ涙を流しながらコールする。バスに乗りこみ1日では見て回れないほど大きな本屋さんに行って、難しい本の棚の前で澄まして物知り顔する。これで1発完治。
その気持ちは『ティファニーで朝食を』ミス・ゴライトリーの言葉を借りるとつまり、“赤い憂鬱”である。